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2014年4月 3日 (木)

人の顔


あるところにこんなものが飾ってあった



20140323_105323

なんじゃい !


オット どっこい美大で習うものらしい




人間の顔はすべて多面体で表される   なんて話を聞かされた



よくわかる



スローライフ能面でまず最初にやるのがこれ


私はあまり型にはこだわらない



最終的な確認のために型を使う



写真を見てどんな奴じゃ   とまず顔を覚える



そして写真の多面体をまず彫っていく



そうしてある程度行くと 型に合わせて彫っていくが大まかなところは荒削りから


まず多面体を作ることから



それから表情を付けていく



建築屋もそうである



細かいところをぐずぐずやると時間ばかりかかって前に進まない


何よりも致命傷はバランスが悪くなってしまう



バランスを治す時期がある


たとえば軒の出  

この軒の出は家のバランス上最も大切と私は思っている


頭でっかちの家、安定感のない家  見るとほとんどがこの軒の出


10cm違ったら大きな違いになる   ここが建築屋



設計図面のいらない時代では上棟しながら軒の出を変えていたが今はそうも行かない



ここらで経験が物を言う



教えて出来るものではない    これが世の常   経験は自分で作り出すものと私は信じている


昨日も カンナの刃の研ぎ方を教える


バッチリに研上がる  バッチリに削れる



しかし次に自分一人でやると絶対駄目である


私は大工仕事の中でカンナは一番時間がかかった

毎日1~2時間は夜削りものをしたマル8ヶ月ほどかかった


カンナはそう見易く数日の訓練で出来るものではない


なぜなら木を削るからです   生き物を削るんです




だからすべての木によって刃物の角度は厳密に言えば違う


よく「削ろう会」がやってる 出来るだけ薄く削る競技


これは桧の柾目  しかも目のこまいマゴメでやるから出来る



テレビ宣伝で「カンナ社長」がやってるがあの人には出来ない

口で言うのは誰だって出来る


やらねばできない!  これが職人の世界なんだ!!


教わって出来るのは 出来もしないことを口先で言うことくらい




口が先に立つものは腕はついてこない



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